下関地方気象台から、桜の満開予想が出ました。
4月4日(木)が、今季の桜記念日です。
その日はちょうど{清明」。二十四節気のひとつです。
「清浄明潔」の略で、春のうららかな日差しを受けて
木々の若葉が芽吹き、溢れるように花が咲き乱れ、
万物が明るく清らかであることを意味します。
この日から満開を迎えるなんて、
それを見る私たちまで、なんだか元気がみなぎり、
明るく清らかな未来が訪れそうな気分になります。
「桜」はもともと「櫻」と記し、貝の首飾りの意味だとか。
知っていましたか。花が幹を取り巻くように咲く姿を
あらわしているのだそうです。
子どもの頃、満開の桜の木の下で、花びらを集め、
糸でつないで桜の首飾りをつくっていたのを思い出します。
そんな意味があるとは知らずに・・・
花言葉は「精神美」。日本の国花であることから、
日本人の美意識や人生観を表現しているようです。
一方で、ぱっと咲いてぱっと散るイメージもあります。
生命の美しさと尊さに気づき、限られた人生のなかで
精一杯、輝く時を過ごしていきたいものです。
「桜」と書いて「はな」と読ませることもあり、
日本人にとってのはなといえばやはり桜が代表格。
今年も無事に春爛漫、花爛漫を迎えられることを
喜びたいものですね。
庭園長 国司 淑子(くにし としこ)