杜の庭園リフレのマスコットは、リクガメ・リクちゃん。
クヌギの森の近くのリクガメハウスでのんびり生活中。
リクガメの歴史は古く、約2億年前には地球上に存在。
熱帯から温帯に生息し、比較的乾燥した草原や森林に分布。
草食性で、木の実や果実や野菜などが大好物です。
多肉植物も食べてしまいます。
ところで、「世界カメの日(World Turtle Day)」というのが
あるのをごぞんじでしたか。それは、5月23日・・・。
2000年アメリカトータスレスキューが制定した記念日です。
カメに関心を向け、知識を深め、敬意を払い、
カメの生存と繁栄のために人間が手助けをする日だそう。
この日は、カメの仮装や緑色のドレスを着て祝います。
また学校などではカメ保護のための環境教育が行われます。
日本では、「鶴は千年、亀は万年」といわれていますね。
残念ながら1万年はおおげさですが、カメはとても長生き。
記録として残っているのは、ガラパゴスゾウガメの
“ハリエット”で、175年生きたといわれています。
カメの長寿の理由は、はっきりとはわかっていませんが、
カメの呼吸量の少なさや心拍数の少なさ、
そして生活スタイルに関係があるようです。
カメの性別は、卵の中で過ごしたときの温度によって決定。
28℃以下の場合はオス、28~29℃の場合はオス・メス半々、
30℃以上の場合はメスになります。不思議ですね。
さて杜の庭園リフレのカメハウスでも不思議なことが・・・
リクガメ・リクちゃん(メス)の大小のおとしもの。
大きなおしっこの世界地図の上にうんちの5連発!!!!!
等間隔のぷりぷりは、芸術的ですらあります。
本人はしらんぷりぷりで、どこかへ雲隠れ。
さすがにはずかしいのかな?
ちなみにカメの甲羅は肋骨と背骨がくっついたもの。
大まかにいうと「骨」なので、脱ぐことはできません。
カメは、多くの生態系で重要な役割を果たしており、
その保護は生態系全体の健康維持にも寄与しています。
杜の庭園 リフレに来られたらぜひリクちゃんのもとへ。
「リクちゃん!」と声をかけていただければ、
のっしのっしと愛くるしい顔を見せにやってきます。
生きた化石といわれるリクガメに逢いに来てください。
庭園長 国司 淑子 (くにし としこ)