昭和の歌手、坂本九は、「上を向いて歩こう」と歌った。
涙がこぼれないように・・・♪
令和の時代、杜の庭園リフレの秋は、「下を向いて歩こう」。
笑顔があふれるように・・・♪
リフレの森には、どんぐりの木がいっぱい!
秋風に吹かれて、たくさんの実が、
大地に豊かな秋の模様を描いています。
ちいさなこどもほど、大地に近い存在だからでしょうか。
この季節、リフレの木陰を歩くこどもたちの歓声が、
風に乗って、よく聞こえてきます。
どんぐり、どんぐり、ぼうしをかぶってる・・・
そのつぎに聞こえてくるのが大人の、どれどれ・・・
しあわせな光景です。実りの秋の・・・
どんぐりとは、ブナ科のナラ、カシ、カシワなど
コナラ属の樹木の果実にあたる部分の総称です。
どれも、じぶんのテリトリーをひろげるために、
どんぐりころころと、よくころがって、
あちらこちらと、勢力を拡大していきます。
それをおいかけるこどもたちも、もう、
自然の偉大なメカニズムのとりこになっているよう。
ころころと創造力の翼を広げているのでしょう。
どんぐりとこどもたちの相性は抜群です。
なかでも人気なのが、でっかいクヌギのどんぐり。
まるで宝ものを見つけたようにポッケにしまう
こどもたちの笑顔を、いとおしいとおもいます。
だから秋は、リフレのいろんなどんぐりの森あたりで、
ぜぴ「下を向いて歩こう」を実践してみてください。
そして、陽のあたる場所へ、奇跡ともいえる旅を
経て成木になったどんぐりのさまざまな冒険のことを
こどもたちとともに、思い描いてみてください。
庭園長 国司 淑子(くにし としこ)