❝杜の庭園リフレッシュパーク豊浦❞の秋の到来を彩る
100万本のコスモス・センセーション・・・
その3か月前から種蒔きし、10月13・14日の
コスモスまつりには、計画通り満開のコスモス景観を
ご来園のみなさまに楽しんでいただくことができました。
それから10日を経ていま、花は種へと変わり、
来年のための種採り作業へと移行しています。
春のナノハナ景観を4月にみなさまに観ていただくためには、
10月末ごろまでには、種蒔きを終えなければなりません。
そんため、コスモス苑は、これから耕起にかかります。
というわけで、当園へコスモスをお目当てに来られる
お客さま、コスモスからナノハナへのバトンタッチのため、
しばし、大地の沈黙のためのお時間をいただきます。
眼には見えなくても、大地のなかでは、
種や微生物や、小さないきものたちが、
土壌を豊かにしたり、有機物を分解したり、
地熱で種を温めたり、ゆるやかに水分をため込んだり、
忙しく働き、冬仕度を経て春を迎えるのにおおわらわ。
なんにもないように見えるけれど、
大地は未来の種を宿しているのです。
私たちガーデナーもリフレの大地も、そんな大切な時間と
生命の営みに欠かせないシャドーな期間に入っていることを
ご理解いただければありがたいです。
コスモスの花と逢うのは、また来年。
もう少ししたら、秋冬用植栽も完成します。
そのときは、またぜひご来園ください。
庭園長 国司 淑子(くにし としこ)