梅雨が明けると、杜の庭園リフレッシュパーク豊浦も、夏。
オーガニックガーデンパーク(無農薬有機栽培の都市公園)の
真価を発揮して、杜も野原もガーデンも、
小さな生きものたちの生命のにぎわいで満ちあふれます。
大きな樹木や空を見上げれば、さまざまな鳥たちの
歌声が、天から降ってくるように聞こえてきます。
そのうち、この合唱のなかに、いろんなセミたちの
歌声も、かしましく加わるのでしょう。
オーガニック栽培の木本類や草本類は、鳥だけでなく、
たくさんのこん虫たちの心地よいすみかになっています。
チョウ、トンボ、クワガタ、カブトムシ、カミキリムシ、
タマムシ、バッタ、カマキリ、セミなど・・・
地下には多様な有用微生物をはじめダンゴムシやミミズ…
食物連鎖も健全で、食う食われるの生命の関係性は、
多様な生きものたちのサンクチュアリの大切な要素。
こん虫にふれあうことの教育的意義を大切にして、
捕りぎない、捕ったら大切に最期まで飼ってみる、
よく観察してみる・・・などを自主ルールとして、
学びを目的とした昆虫採集はOKとしています。
ただし、アサギマダラのように、旅をするチョウは、
集団行動の生活史を分断することにもなり、
調査目的のマーキング以外の捕獲は禁止としています。
杜の庭園リフレッシュパーク豊浦は、
樹木や草花に出あう場所であるだけでなく、
人と多様な自然との貴重な出あいの場。
そして、地域の生態系にふれる拠点でもありたい・・・
現在、ビジターセンターの杜のアトリエでは、
『リフレ・夏のこん虫みつけ展』を開催中です。
パネルで、リフレをすみかとするこん虫たちの
あれやこれやを知ったら、フィールドに出て、
たくさんの鳥やこん虫たちとであってください。